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岡部伊佐子の詩 2編


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万国博・テーマソングの歌詞

      岡部伊佐子(主婦 54歳)

1、富士山素敵な日本の国へ

さあさ気軽にお出でなさい

千里丘陵の空の下(シタ)

文化の館たちならび

過去から未来へのパノラマや

舞踊・音楽会の花開き

夢と希望の歓びが

みんなあなたを待っている

地球の北から南から

集うたのしいおまつりだ

2、咲いたさくらの日本の国へ

さあさ気軽にお出でなさい

千里丘陵は人の波

地上のすべての国の産業を

肩よせ合って楽しむよ

科学の進歩をここに知り

生きる幸せおもふとき

たがいにあなたと手を握る

地球の西から東から

集うたのしいおまつりだ

(1966年執筆、掲出誌不祥(第1回大阪万博は1970年開催)


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老いを生かして

               岡部イサ子

 

  日本が荒廃した中

  生きてきた。

  年寄りですよ われわれは

  思いがけない この繁栄の

  いついつまでも つづくよう

  体力落ちても愛情深く

  世代の垣根 のりこえて

  若い人らを 見守りましょう。

  戦争に耐えて 歩いた

  長い道

  いろんなことが ありました。

  社会の動き 見て来た知恵を

  生かす人生 これからよ

  体力落ちても 気力大切

  世代の垣根 のりこえて

  若い人らを 見守りましょう。

  飢じさに こころ荒んだ

  地獄絵を

  くり返えさせぬ 希い持ち

  尊い平和と 民主社会の

  消え去ることのないように

  体力落ちても 心すこやか

  世代の垣根 のりこえて

  若い人らに 伝えましょう。

  民主的 自由に育った

  若い人

  いま何となく クリスタル

  押し流されて ただ何となく

  戦時体制に 染まぬよう

  体力落ちても 心きびしく

  世代の垣根 のりこえて

  若い人らを 導きましょう。

  (1970年頃執筆、掲出誌不祥)








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