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London 2010 Festival of Stamps ~英国切手の魅力シリーズ(17)~



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 20105月にロンドンで開催された‟Festival of Stamps"(切手の祭典)を記念した2枚の記念切手シートが発行された。このフェスティバルは国際的な切手博覧会で10年ごとにロンドンが主催市となっている。

 2010年は奇しくも世界初の郵便切手‟Black Penny"の発行170周年、世界の郵便切手収集家として有名なジョージ5世即位100周年に当たることから、ジョージ5世がテーマに採り上げられた。

 1枚目のシート(上掲)にはジョージ5世とエリザベス女王を重ねたマーチン切手(1st)とジョージ5世の二つの肖像を入れた切手(1ポンド)が入っている。

1910年に王位を継承したジョージ5世は前王の放蕩で知られたエドワード7世とは対照的にまじめで妻メアリー王妃に愛情を捧げた。この情景が人気テレビ番組「ダウントン・アビー」に描かれている。

2枚目のシート(下掲)には、英国初の記念切手2枚(1ペニーと1ペニー半)と1913年にに発行された最高額面の普通切手2種(1ポンドと10シリング)をそのまま摸した図案の切手が配されている。

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英国初の記念切手はジョージ5世治下の19244月から6ヵ月間ロンドンのウエンブレイで英連邦58ヵ国の産品を集めて初めて開催された‟British Empire Exhibition"を機に発行されたものである。

英国の記念切手はその後30年間は断続的に発行され、定例的に発行されるようになったのは第二次世界大戦後のことである。

世界最初の記念切手はリマ-カリヤオ間の鉄道開通20周年を記念してペルーで発行され、日本では1894年に明治天皇銀婚記念の切手(下掲)が発行されている。

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これに比して、英国での発行は1924年とかなり遅い。英国では普遍性の高い通常切手‟Definitive"を重視する方針が貫かれてきたものと推察される。

London 2010 Festival of Stampsでも第3弾として、女王肖像のみの極めてシンプルなマーチン切手と称される通常切手11種(下掲)が記念に発行されている。

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