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ハンプトン・コート宮殿(Hampton Court Palace)~英国切手の魅力シリーズ(52)~


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 2018年7月31日に、ハンプトン・コートの一般公開180年を機に、記念切手6枚(上掲)と切手4枚のシート(下掲)が発行された。

 上段3枚は、左:庭園のある南側から、中央;西側から、右;東側からの宮殿の遠景。

 下段3枚は、左;池のある庭園、中央;有名なMaze(迷路園)、右;庭園内の大噴水。迷路園は広さ1,300平方メートルあり、世界的に有名である。

 4枚の切手シートには、左から①大広間、②王の寝所、③礼拝堂、④宮殿内の豪華な階段の写真が並んでいる。

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 ハンプトン・コート宮殿は英国のロンドン南西部、テムズ川上流に位置するリッチモンド・アポン・テムズにある英国王室の旧王宮。ウオーター・ルー駅から約20キロ、電車で約30分の距離。

 ハンプトン・コート宮殿の歴史は約500年前に遡る。1515年から7年を掛けてヨークの大司教トマス・ウルジーが基礎を作ったが、ヘンリー八世が嫉妬したために進呈した。

 以来ヘンリ-八世のお気に入りの宮殿となり、彼にまつわるものが多く残されている。その後、ウィリアム3世、メアリー2世がクリストファー・レンに命じ、フランス風建築様式を導入して豪華宮殿に仕上げた。宮殿の東側のキングズ/クイーンズ・アパートメントは、この時に完成。24ヘクタール(約300万坪)を超える庭園も素晴しい。

 1760年のジョージ三世即位以降、英王室はロンドンの宮殿の方を好むようになり、ハンプトン・コートは宮殿としての役割を終えた。ヴィクトリア女王は1838年に大々的な復旧工事を行なって、宮殿を開かれた王室の象徴として一般開放した。

 2012年のロンドン・オリンピックでは自転車競技ロードレースの発着点となった。








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