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UK A-Z Part 1 (中)~英国切手の魅力シリーズ(11)~


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Ironbridge(アイアンブリッジ);

1779年に架橋が開始され、1781年に完成した世界初の鋳鉄製の鉄橋。イングランドの中西部のバーミンガムから北西へ40キロ、テルフォード工業団地近くのセヴァーン川が形作る峡谷に架かる全長60米のアーチ橋である。230年以上の時を経ても当時と変わらぬ姿を留めていること以外、何の変哲もないが、1986年に世界遺産登録されたことから一躍観光資源として注目されるようになった。セヴァーン川は全長354キロに及ぶ英国最長の河川である。 

Jodrell Bank(ジョドレル・バンク天文台);

マンチェスター大学天体物理学センターにある天文台。1957年夏に口径76米のラヴェル電波望遠鏡が完成し、現在でも世界第3位の大口径。この望遠鏡が旧ソ連が打ち上げた惑星探査機のハッスル電波を捉えたことから、天文台が宇宙通信に役立つことが実証されて有名となった。

 Kursaal(クルサール・アミューズメント・パーク)

英国南岸エセックス州のサウスエンド・オン・シーに1894年に建設された世界初のアミューズメント・センター。当時はロンドナーが週末や休日に訪れ、サーカス館や巨大な舞踏館が賑わった世界最大のテーマ・パークであったが、1973年に閉鎖された。

 

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Lindisfarne Priory(リンディスファーン修道院);

英国の東岸、スコットランドにに近いイングランド北端にある小島に、635年頃にキリスト教布教の基地として建てられた修道院跡。潮が満ちると島になるが、干潮時には土手道で本土と繋がる。渡り鳥たちの聖地としてラムサール条約登録地となり、国立自然基金が保護している。 

Manchester Town Hall(マンチェスター市庁舎);

市議会と庁舎が入ったヴィクトリア朝ネオゴシック様式の荘厳な建物。1877年に完成、その後拡張された。堂々とした外観の要は高さ87米の鐘楼で、ここに架かる「グレート・エイベル」はロンドンの「ビッグ・べン」と同様に市のシンボルとなっている。

 Narrrow Water Castle(ナロー・ウォーター城)

北アイルランドの南東岸にある16世紀に建てられた塔屋とそれを囲む城壁。1979年にはIRA(アイルランド共和軍)がここで英国軍を奇襲して有名になったが、現在は風光明媚な観光地として甦っている。

 

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Old Bailey(オールド・ベィリー、中央刑事裁判所)

当初1585年に建てられ、その後改築が続けられた刑事裁判所。ロンドン旧市部(シティー)の北部にあるローマ時代の城壁の遺跡に沿った通りの名称に因んでOld Baileyと呼称されている。裁判所ビル中央ドームの上には、右手で剣を高く掲げ、左手で天秤を持ったLady Justiceと呼ばれる法の守護神像が建っている。

Portmeirion
(ポートメィリォン)

北ウェールズの港町。イタリアのリヴィエラを模して観光誘致を図るべく1925年から50年を掛けて計画的に街並みが造成された。町は一年中色とりどりの花で飾られ、スポードやロイヤル・ウースターといった英国陶器の土産物店などが立ち並んでいる。

The Queen’s College Oxford(オックスフォード大学・クイーンズ校)

12世紀に創立されたオクスフォード大学は、現在39のカレッジ(学寮)から成る。クイーンズ校は1341年創設と古い。筆者の在英中には、皇太子殿下がマートン校に留学されていたので、日本からのお客をここへよくご案内した。

 

 

 

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