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エリザベス女王90歳の誕生日記念(HM The Queen’s 90th Birthday)~英国切手の魅力シリーズ(38)~

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  本年(2016)421日のエリザベス2世女王90歳の誕生日に、4枚の単片切手を連ねた記念切手シート(上掲)と6枚の記念切手(下掲)が発行された。

90歳の誕生日を迎えられたエリザベス女王は、現在世界中の国王の中で最高齢、過去の英国王の中で在位最長の記録をさらに更新中である。

女王は1926年の出生時には王位継承順位3位であったが、1936年に叔父のエドワード8世が退位後即位した父のジョージ4世が1952年に早世、25歳の若さで王位に就いた。

エリザベス女王は現在英国のほかカナダ、オーストラリア、ニュージーランド他計16ヵ国の君主を兼ねている。

記念シートにはバッキンガム宮殿内のWhite Drawing Roomで寛がれる夫君のエディンバラ公フィリップ殿下(左)と曽孫のジョージ王子(右)、孫のウィリアム王子(右端)が採り上げられた。

現在、女王には長男のチャールズ皇太子の他、31女にそれぞれ2人ずつの子供があり、孫のウイリアム王子とピーター王子(アン王女の長男)にはそれぞれ2人ずつの曽孫が生まれている。 

記念切手には過去の記録写真の中から左上から順に次の6枚が選ばれている(カッコ内;撮影年)。

1、     父のジョージ4世と(1930年)

2、     英国議会にご臨席時(2012年)

3、     アン王女(左)、チャールズ皇太子(右)と(1952年)

4、     ニュージーランドご訪問時(1977年)

5、     夫君エディンバラ公と(1957年)

6、     南アフリカのネルソン・マンデラ大統領と(1996年) 

 

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   エリザベス女王は誕生日当日にも通常どうり公務に専念、90歳の高齢で外遊も難なくこなしておられるが、家族にはこれまでから多くの問題を抱え、悩みが尽きないようである。最近では公務を怠りがちなウィリアム王子の妃・キャサリン妃を“Lazy Katie”と罵り、嫁・姑の断絶状態がニュースにもなっている。記念切手シートに出す家族の人選にも苦労されたことであろう。 

 

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